ハワイの文化とマナーを確認!日本との違いや気をつけるべきポイントとは?
ハワイ旅行前に確認しておきたいのは、ハワイの文化とマナーに関する点です。文化を理解することでより深く楽しめ、マナーを知ることでトラブルを防げます。
そこで、今回は文化とマナーについて知りたい方のため、押さえておきたいポイントについて解説します。
この記事を通してハワイをさらに楽しむために役立つ知識を学べますので、ぜひご覧ください。
覚えておきたいハワイの文化
ハワイでは、ハワイアンの文化と移り住んできた人々の文化が混ざり合い、独特な文化を築いています。ここでは、その中でも代表的なものを紹介していきます。
フラとタヒチアンダンス
ハワイのダンスショーでおなじみなのが、フラダンスとタヒチアンダンスです。
ハワイの有名なダンスとして、多くの方がフラダンスを連想するでしょう。文字を持っていなかった時代には、その時代に起こったできごとを後世に残すための手段としても使われていた歴史を持ちます。
始まりとされるのが、サモアやトンガに移住して暮らしていたポリネシア人達が、タヒチ島で生活を始めた際に神様にささげる目的で行っていたタヒチアンダンスです。
その後、ハワイの島々にたどり着いた人々が、タヒチアンダンスをもとにフラダンスを生み出しました。
そのため、フラダンスとタヒチアンダンスは非常に深い関係があります。
フラダンスといえば、ゆったりとしたダンスのイメージがありますが、アップテンポな曲もあります。
一方でタヒチアンダンスはフラダンスと比較してテンポが速く、情熱的なのが特徴です。
ハワイに訪れた際には、どちらのダンスもショーやスクールで楽しんでみてはいかがでしょう。
ルアウ
ルアウは、現地で行われるハワイ式宴のことです。ハワイはもともと乳児の生存率が低かったこともあり、1歳の誕生日には成長を祝う宴が行われていました。これはベビー・ルアウと呼ばれるものであり、現在も盛大にお祝いをしています。
100人以上の客を招くケースも珍しくありません。
また、観光客向けに開催されているルアウも人気です。ルアウショーではさまざまな料理が並び、主にディナーの時間帯に開催されています。
気になるルアウショーを探し、ハワイ式の宴であるルアウに参加してみてはいかがでしょう。
アロハ
アロハといえば、ハワイ語で「こんにちは」を意味する言葉ではありますが、他にもさまざまな意味があります。
ハワイを訪れた際に、現地の人々の穏やかさや優しさに驚いた方も多いでしょう。ハワイには、おもてなしの心や思いやり溢れる人柄といった魅力があり、アロハ・スピリットと呼ばれる精神があります。
これは、昔から移民が多く、その移民同士がお互いに助け合いながら生活してきた歴史があるからです。
旅行中はぜひ現地の方と交流し、アロハ・スピリットを感じてみましょう。
レイ
レイは、相手に対して感謝や歓迎を伝える際や、別れの際に相手を想う気持ちを伝えるために贈られるハワイの伝統的な装飾品です。花や葉、植物、その他さまざまなもので作られています。
ハワイでは歓迎の時だけでなく、誕生日や卒業式、結婚式など、主にお祝いの際に使われます。
花冠のように頭に乗せる「レイポオ」や、手首や脚につける「レイクぺエ」など、さまざまな種類があります。
空港でレイを贈ってもらえることもありますが、感謝の気持ちを伝えるものなので、必ず受け取りましょう。感謝や歓迎の気持ちを感じることができるでしょう。
オハナ
ハワイ語で家族を意味する言葉が「オハナ」です。実際に血がつながっている人だけではなく、強い信頼関係にある人もオハナであり、ハワイには助け合いの精神とほぼ同義となる「オハナの精神」があります。
これは、ハワイの人々が昔から家族や自分の周りにいる人々を大切にしてきたために生まれた精神と言えるでしょう。
クプナ
クプナとはシニアを指し、日本語で言えば老人というよりも長老に近いイメージです。ハワイには、敬老の精神が根強く残っています。
そのため、現地では高齢者が優先され、尊重もされるのが基本です。小さな子どもはクプナからさまざまなことを学び取ります。
ハワイを旅行する際はこの文化を尊重し、必要な場面ではクプナを優先することが良いでしょう。
日本とハワイの文化の違いとは?
日本とハワイでは、文化においてさまざまな違いがあります。ここでは主食、服装、住居の違いについて紹介します。
主食
日本と大きく異なるのは主食で、日本では主に穀物が食されますが、ハワイではイモ類が主食です。蒸したタロイモを潰してペースト状にしたものがよく食べられています。
また、ハワイはアメリカの一部であるため、基本的な食文化はアメリカに近いものです。
ただし、古くからさまざまな国の移民が受け入れられているため、日本食を含め多種多様な食文化が持ち込まれています。
ハワイ旅行中の食事ではおいしいイモ類や、ハワイならではの独特な料理を楽しんでみましょう。
服装
日本の伝統的な服装といえば、和服が基本でした。ハワイの伝統衣装には、ムームーと呼ばれる女性用のドレスがあります。ゆったりとしたシルエットが特徴的で、これは、ハワイに住む女性に大柄な人が多かったことが理由です。
「ムームー」には、ハワイ語で「短く切る」という意味があり、もともとは丈が長い状態から短く切って着ることが多いのが名前の由来となっています。
住居
日本は雨が多く、特に梅雨の時期は湿度が高い特徴を持つ国であることから、調湿機能の効果が高い木材や漆喰・珪藻土などを使って家が建てられています。
一方、ハワイでは木造の平屋造で高床式が広く採用されているのが特徴です。
ハワイは基本的に気温が高いため、風通しの良い高床式が採用されています。年間を通して湿度が安定しているため、日本とは異なり、それほど調湿機能は重視されていないと言えるでしょう。
旅行時に気をつけるべきハワイのマナー
旅行時に知っておきたいのは、マナーに関することです。ハワイにはどのようなマナーがあるのかを紹介します。
サービスにはチップを渡す
日本にはチップの文化がありませんが、ハワイではサービスを受けた際にはお礼としてチップを渡す必要があります。チップの文化がない日本人だからこそ、基本を押さえておきましょう。
そもそも必ず渡さなければならないのかについてですが、もともとハワイでは、サービス提供時にチップがもらえることを前提として給料が安めに設定されています。チップは給料の一部とも言えるものです。
サービスの内容が非常に悪かった場合、払う必要はないのではないかと思ってしまいますが、このような場合でもチップは必要と考えておきましょう。
チップの相場は、レストランの場合、注文した料理の定価に対して15〜20%です。仮にクーポンを利用して料金が割引になったとしても、チップの価格は定価をもとに計算してください。
ただし、大人数で行く場合、会計に自動的にチップが含まれていることもあります。
タクシーやホテル、各種アクティビティなどに関しても基本的にチップが必要です。
チップを計算できるアプリも登場しているので、活用してみてはいかがでしょうか。
支払いはクレジットカードでも可能です。ただし、クレジットカードに対応していない場合は現金で支払う必要があるため、細かい金額に対応できるよう、1ドル札を数枚ポケットに入れて準備しておくことをおすすめします。
一方で、チップが必要ないケースもあります。
- ザ・バスやワイキキ・トロリーの利用時
- ファストフード店
- フードコート
- スーパーマーケットやコンビニの利用時
- 病院や銀行窓口の利用時
基本的にチップが不要な場合でも、より良いサービスを提供してもらい感動した場合には、チップを渡しても良いでしょう。
日本にはない文化のため、うっかり忘れてしまうこともあるかもしれませんが、チップについて確認しておくことが大切です。
TPOにふさわしい服装を意識する
ハワイに限ったことではありませんが、TPOにふさわしい服装をするのは最低限のマナーと言えるでしょう。
例えば、レストランの中にはドレスコードが設定されているお店が多くあります。しかし、ラフな格好で入店してしまった場合、入店を断られる可能性があります。
ハワイは常夏の国であるため、薄手の服装ばかりを持って行ってしまうことがありますが、ドレスコードがある可能性を考慮し、きれいめな服装もできるように準備しておきましょう。
他にもビーチから帰ってきた後、水着のままでホテルのロビー内を歩くのもマナー違反です。
TPOにふさわしい服装ができていないと、最低限のマナーさえ守れていないと見なされるため、注意が必要です。
公共の場で飲酒や喫煙はしない
公共の場で飲酒や喫煙をすることは禁止されています。
例えば、美しいビーチを見ながらお酒を飲みたいと考える方は注意が必要です。袋に入れずにお酒を持って路上を歩くことも禁止されています。
お酒を飲みたい場合は、提供している飲食店や持ち込み可能な飲食店、またはホテルの部屋を選ぶ必要があります。
なお、ハワイでは21歳以上でなければ飲酒が認められません。20歳の方は、日本と同じ感覚で飲まないように注意が必要です。お酒を購入する際にはパスポートの提示が必要になることもあるので、こちらにも注意が必要です。
喫煙については日本でも厳しくなりましたが、ハワイはそれ以上に厳しいといえます。公共のビーチや公園、レストラン、ショッピングモール、ホテルのロビーなど、ほとんどの場所が禁煙です。
日本の場合はホテルの部屋が禁煙でも喫煙ルームが用意されていることがありますが、ハワイでは、建物内全体が禁煙となっているホテルがほとんどです。タバコを吸う方は、どこで喫煙が可能かを事前に調べておくと良いでしょう。
飲酒と同様に、喫煙も21歳以上でなければ認められません。これらのルールを破ってしまった場合は単なるマナー違反ではなく、罰金の対象となります。
日本の感覚でつい公共の場で飲酒や喫煙をすることがないように注意しましょう。
カプと書かれている場所には入らない
カプ(kapu)と書かれている場所は立ち入り禁止を意味しています。
うっかり入らないように注意が必要です。
観光地や聖域でむやみにものを触らない
観光中は、観光地や聖域に立ち寄った際にむやみにものを触らないよう注意が必要です。日本でも観光地やお寺、神社などでは触るのが禁止されているものがたくさんあります。
これと同じなので、珍しいものを見かけたとしても手を伸ばさないように注意してください。
土地や自然に感謝を表す
ハワイには、アロハ・スピリットやオハナの精神が根付いており、人々は常に他者に対して感謝の気持ちを持っています。ハワイに行った際は同じように、現地の人だけではなく土地や自然に感謝の気持ちを表しましょう。
ゴミを残す、植物を抜くなどの行為は厳禁です。
スパは水着を着用して利用する
スパを利用する際は必ず水着を着用しましょう。ジャグジーやプールも同様です。
例えば、サウナを利用する場合も裸の状態でタオルを巻くのではなく、水着を着用しなければなりません。
水着を着用しないとマナー違反となるため、注意が必要です。
お土産は定番のものなら間違いなし!
文化やマナーを理解し、ハワイ旅行を素敵なものにしましょう。
旅の思い出話と一緒に、素敵なお土産も用意してみましょう。老舗チョコレートブランド「ハワイアンホースト」のマカダミアナッツチョコレートは、お土産の定番です。
好き嫌いも分かれにくいので、お土産として選んでみてはいかがでしょうか。
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