ハワイ旅行の前に知っておきたいルールと注意点

日本では日常的な行動だとしても、国が違うと法律違反になる可能性があることをご存じでしょうか。
初めてのハワイ旅行をより良い思い出にするためにも、事前に現地のルールや注意点を理解しておきたいところです。

そこでこの記事では、ハワイ旅行の前に知っておきたい8つのルールと注意点を紹介します。
現地で思わぬトラブルに巻き込まれないように、ハワイ旅行を計画中の方はぜひ参考にしてみてください。

ハワイってどんなところ?

ハワイってどんなところ?

 

ハワイは、太平洋に浮かぶ複数の島々からなる、アメリカ合衆国の州の1つです。

気温は年間を通して24~30℃と安定しており、寒暖差が少なく快適に過ごせる気候といえます。
ロコモコやパンケーキといったグルメを堪能したり、マリンスポーツでハワイの海を思いきり満喫したりできるなど、さまざまな魅力が詰まった世界的な観光地です。

ハワイ旅行の前に知っておきたいルール

ハワイ旅行の前に知っておきたいルール

 

日本では、横断歩道のない道路を横断しても法を犯す行為にはなりません。
しかし、ハワイでは同じ動作を行うと法律違反となり罰金が科せられます。

このように、普段何気なく行っていることでも、国によっては罰則の対象になるケースがあるのです。
ハワイ旅行を最後まで楽しむためにも、事前にしっかりとルールを押さえておきましょう。

➀公共の場での飲酒はしない

ハワイでは、ビーチや公園、路上、市バスなど公共の場でお酒を飲むと罰則の対象になります。
ほかにも、いくつか罰則の対象となる行為がありますので、以下にまとめました。

お酒に関する禁止事項

  • 泥酔した状態で公共の場に行ってはならない
  • お酒を袋に入れずに持ち歩いてはならない
  • 乗車中は運転手にかかわらずお酒を飲んではならない
  • 開栓したお酒を車内に置いてはならない
  • 21歳以上でなければ飲酒してはならない

飲酒運転はもってのほか、運転していない同乗者も乗車中はお酒を飲んではなりませんのでご注意ください。

また、夜の11時以降はアルコールの販売が禁止されており、購入することができません。
10~15分前から売り場の閉鎖準備を始める小売店もありますので、時間に余裕をもって購入しましょう。

なお、日本とは違いハワイで飲酒が認められている年齢は21歳以上です。
お酒を購入する際は、写真付き身分証明書を提示する必要があります。

ハワイでお酒を飲むときは、ホテルの部屋、お酒を提供する飲食店、持ち込み可能な飲食店など決められた場所でお楽しみください。

②禁煙エリアで喫煙はしない

ハワイでは、“Smoking Prohibited by Law”と記載されている看板の周辺は、喫煙が禁止されています。
公共交通機関、公共の建物の中、さらに建物の出入り口から約6メートル以内の場所は、電子たばこを含めて禁煙と定められていますので、たばこは取り出さないようにしましょう。
また、子どもが乗車している車内では、電子たばこを含む一切のたばこ製品の使用が禁じられています。

愛煙家の方は、定められた喫煙スペースをご利用ください。
なお、喫煙が認められている年齢は21歳以上で、日本とは異なりますので注意しましょう。

③“Jウォーク”や道路横断時のスマホ操作はしない

横断歩道のない車道を横断することを“Jウォーク”といい、ハワイではこのJウォークを行うと130~150ドルの罰金が科せられます。

また、スマートフォンなどの電子機器を操作しながら、道路を横断することも禁止されています。
スマートフォンだけではなく、タブレットやデジタルカメラ、ゲーム、パソコンも罰則の対象になりますので注意しましょう。
違反した場合は、初回で15~35ドルの罰金が科せられます。

ルールを守ることはもちろんですが、旅行中の身の安全を守るためにも危険な横断はやめましょう。

④子どもを一人にしたり、叩いたりしない

日本では、子どもだけでのお留守番やおつかいはよくあることですが、ハワイで12歳以下の子どもを13歳以上の保護者なしで一人にするのは法律違反です。
また、たとえ子どものしつけであろうと、叩いて叱る行為も、同じく法律違反にあたります。

ハワイをはじめアメリカでは、このように子どもを一人にしたり、叩いたりする行為が育児放棄や幼児虐待と誤解され通報されることがあります。

どんなに短い時間でも旅行中は子どもから目を離さず、叱るときには手を上げないようにしましょう。

⑤ウミガメに触ったり、鳥に餌をあげたりしない

ハワイでウミガメは、幸せを運ぶ神聖な生き物として扱われています。
特別保護動物にも指定されているため、見学する際は以下にまとめた3つの規則を守る必要があります。

ウミガメを見学する際の規則

  • 触らない
  • 適切な距離を保って見学する
  • 餌をあげない

法律で適切な距離が定められているわけではありませんが、米国海洋大気庁(NOAA)は3メートル以上離れて見学することを推奨しています。
違反した場合は、最低500ドルの罰金が科せられますので、ルールを守って見守りましょう。

また、ハワイでは公園をはじめ、すべての場所で野鳥に餌を与えることが禁止されています。
餌付けをすることで特定の種だけが増加しハワイ本来の生態系が崩れたり、野鳥の増加が原因で人々が住みにくい環境になってしまったりすることが懸念されるためです。

⑥ごみのポイ捨てはしない

ごみ捨て場以外の場所にごみを放置したり、ポイ捨てをしたりすることも禁止されています。
違反した場合は最低500ドルの罰金に加え、ごみ拾いの奉仕活動に参加する必要があります。
日本でも浸透しているルールではありますが、ハワイでは罰金が科せられる罪になりますので、旅行中も綺麗な街の維持に協力しましょう。

⑦洗濯物をベランダに干さない

ハワイでは、景観を損なわないようにするために、ベランダに洗濯物を干すことが禁止されています。

「旅行先でも衣類を洗濯したい」「濡れたタオルを外に干したい」という方も少なくないかもしれません。
ハワイは湿度が低く部屋干しでも比較的乾きやすいようですので、洗濯物は、室内に干すか乾燥機を使用しましょう。

⑧現地の交通ルールに従う

ハワイで車の運転をする方は、現地の交通ルールもしっかりと覚えておきましょう。

日本の交通ルールと大きく違う点として、ハワイでは赤信号であっても丁字路や十字路で右折することができます。
その場合は、右折する前に白線で一時停止をすることが義務付けられています。
一時停止をせずに違反になってしまうケースも多いので、十分に注意したいところです。

ただし例外として、右折できないケースもあります。
“On Right Arrow Only(矢印の右折信号が青色の場合のみ右折可能)”や、“No Right Turn On Red(赤信号の時は右に曲がってはならない)”と記載された標識が出ている場合です。
その際は、交通標識に従って右折しないよう注意してください。

またハワイでは、“スクールバスは優先”という交通ルールがあります。
黄色いスクールバスが、子どもたちの乗降のためにランプを点灯させて停車していたら、絶対に追い越してはなりません。
その状態で後ろから追い越したり、対向車線で停車しなかったりすると、違反となり、500ドル以下の罰金、もしくは奉仕活動、またはその両方が科せられます。

旅先で思わぬ事故やトラブルを起こさないように、現地の決まりを遵守し、安全運転で旅をお楽しみください。

ハワイ旅行を良い思い出にするための注意点

ハワイ旅行を良い思い出にするための注意点

 

アメリカのなかでも、ハワイは比較的治安が安定しています。
しかし、スリや置き引き、詐欺、車上荒らしなど、観光客を狙った軽犯罪が発生していることも事実です。
なかでもオアフ島のチャイナタウンやワイキキ周辺、ダウンタウン、カリヒ周辺は治安が良くないエリアとして挙げられていますので注意しましょう。

ここでは、被害に遭わないようにするための対策を4つ紹介します。

犯罪に巻き込まれないようにするための対策

  • 夜間や早朝はなるべく出歩かない
  • 持ち歩く現金は最小限にする
  • レンタカーに貴重品を置きっぱなしにしない
  • 夜間に屋外の公衆トイレを使用しない

昼間に比べて夜間は、暴行事件や傷害事件が起こりやすくなります。
深夜に1人で行動したり、人通りの少ない場所を歩いたりすることは避けましょう

また、もしスリや窃盗に遭ってしまっても、損失を最小限に抑えられるように多額の現金は持ち歩かず、クレジットカードをメインで利用することをおすすめします。

レンタカーをご利用の方は、貴重品を車内に残したまま車から離れないことがベストですが、置いておく場合はトランクなど外から見えない場所に収納しましょう。

ハワイのルールをしっかり守って、より良い旅にしよう

ハワイのルールをしっかり守って、より良い旅にしよう

 

今回は、ハワイ旅行の前にチェックすべきルールと注意点について紹介しました。

Jウォークや子どもを一人にすること、ごみのポイ捨てなど、日本では法律違反にはならない行為が、ハワイでは罰則の対象になります。
また、夜間や早朝は出歩かない、現金を持ち歩くときは最小限に抑えるなど、防犯意識を持つことも大切です。

現地のルールや注意点をしっかりと理解し、思わぬトラブルに巻き込まれないよう対策して、より良いハワイ旅行にしましょう。

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