ハワイ旅行に必要な費用の目安とは?詳細な内訳を紹介
海外旅行と言えば、ハワイを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか?
南国特有の雰囲気と、豊かで美しい大自然が楽しめるハワイは、毎年多くの方が訪れる人気の観光地です。
そんなハワイへの旅行を計画する際、どの程度の旅費がかかるのかは気になりますよね。
そこで本記事では、ハワイ旅行の際に必要な費用を、詳細な内訳とともに紹介します。
現地で「お金が足りない!」と慌てることがないよう、ぜひ参考にしてください。
ハワイの魅力
太平洋のほぼ真ん中に位置するハワイは8つの島からなり、世界でも有数のリゾート地として知られています。
日本のメディアでもよく取り上げられるため、ハワイの様子を目にする機会が多く、誰もが一度は「ハワイに行ってみたい!」と考えたことがあるかもしれません。
なんといっても、美しいビーチと雄大な自然、温暖な気候が織りなす、非現実的な時間を満喫できる点が、ハワイの大きな魅力といえます。
昼はさまざまな観光スポットを回ったり、ビーチでゆったり過ごしたりして、夕方になれば、まるで映画の世界に入り込んだかのような、ロマンチックなサンセットが堪能できます。
ハワイ独特の開放的な雰囲気と、優雅な時間の流れが、日々の疲れを吹き飛ばしてくれること間違いなしです。
また、ハワイの文化や伝統も、人々を惹き付けてやみません。
フラダンスやウクレレなど、ハワイならではの文化に触れれば、旅の思い出がより濃くなるはずです。
そのほか、絶対に外せない人気スポットや、おいしいグルメも盛りだくさんです。
ハワイにはともかく、一度に語りつくせないほどの魅力が詰まっていますので、観光の際には、十分に下調べしておくことをおすすめします。
ハワイの通貨
ハワイで使用できる通貨は、“アメリカドル”です。
紙幣は、1ドル、5ドル、10ドル、20ドル、50ドル、100ドルがあり、一般的に現金での支払いには、20ドル以下の紙幣がよく使われます。
また、コインの種類は、1セント、5セント、10セント、25セント、50セント、100セントの6つです。
ハワイでは、25セント硬貨を使用する場面が多いので、常に財布の中に2~3枚は入れておくとよいでしょう。
なお、あらかじめ両替しておく額は、旅程を考慮して、1日に使用する額を見積もったうえで算出する必要があります。
その際、現時点の為替レートを調べて、1ドルが何円換算なのか確認しておくことが欠かせません。
ハワイ旅行でかかる費用の目安
ここからは、ハワイ旅行に際して、どの程度の旅費を用意したらよいのか、目安となる額をお伝えします。
日本とハワイには約19時間の時差があり、飛行機での移動時間を踏まえると、“3泊5日”や“4泊6日”で旅程を組むのが一般的です。
以下で、それぞれの日程ごとの旅費の相場をご確認ください。
なお、本記事におけるドル換算には、2024年7月時点の為替レート161円/ドルを採用しました。
3泊5日の場合
ハワイに3泊5日で滞在する場合、旅費の相場は、1人あたり15万~31万円(約931~1,925ドル)です。
ただし、この金額はあくまでも目安としてください。
というのも、宿泊するホテルや訪れる時期、為替レートによっても必要な金額は変動するからです。
ハワイへの旅行を決めた段階で、宿泊費や航空券代がいくらなのかを確認しておきましょう。
滞在中の交通費や食事代も人それぞれですから、ご自身の旅行プランに合わせて旅費を計算することが望ましいです。
4泊6日の場合
ハワイをゆったり楽しむために、4泊6日の旅程を組んだ場合、23万~53万円程度(約1,428~3,291ドル)が、1人あたりの旅費の目安となります。
こちらの金額も、一概にすべての方に当てはまるわけではない点を、頭に入れておきましょう。
この金額の幅は、シーズンによって、航空券の額に開きがあることが主な理由です。
航空券が比較的安い時期は、15万~35万円程度で渡航できるのが一般的ですが、ピークシーズンには、往復で40万円を超えることも少なくありません。
そのため、ご自身の旅程を考慮して、多少余裕をもたせた費用を用意しておくと安心です。
なお、予算をなるべく抑えたい場合は、各旅行会社がツアーを組んでいる場合があるので、それらに照らし合わせて、渡航にかかる費用が安いツアーを選ぶのも一案です。
ハワイ旅行でかかる費用の内訳と相場
ハワイ旅行の際、必要な費用の見当をつけるには、その内訳の把握が欠かせません。
くわえて、ハワイの物価やチップ文化についても理解しておきましょう。
ここからは、ハワイ旅行でかかる費用の内訳と相場を紹介します。
ハワイ旅行を存分に楽しめるよう、不備なく予算を組むときにお役立てください。
航空券
ハワイに向かう際の航空券代の相場は、諸経費を含まず、往復で約5万~18万円(約310~1,118ドル)といわれています。
この額に、燃料価格の上昇や下落によって徴収される燃料サーチャージや、空港使用料、入国税が加算されます。
このとき注意したいのが、先述した通り、シーズンによって航空券の価格が変動することです。
大型連休やお盆、年末年始など、旅行の需要が高まるハイシーズンには価格が高騰する傾向にあり、航空券だけでも1人あたり30万円を超えることも考えられます。
ハワイ旅行の費用を抑えたいなら、オフシーズンを選んで、航空券が安いタイミングで渡航するとよいでしょう。
宿泊費
旅行のなかでも、かなりの部分を占めるホテルの宿泊代ですが、ハワイでは1泊1万5,000~7万円程度(約93~434ドル)が相場です。
ハワイは言わずと知れた人気の観光地なので、比較的安価なホテルでも1泊1万円以上することは珍しくありません。
宿泊費は、ホテルの立地やランクによって大きな差が生まれます。
ビーチの近くや、景観が良い部屋などは、料金が高めに設定されているのが一般的です。
また、ホテルのランクは1つ星クラスから5つ星クラスまで設定されており、ランクが上がるにつれて料金は高くなります。
最高級の5つ星ホテルに泊まる場合、1人10万円以上の宿泊費がかかることもあります。
食費
1日あたり約7,000~1万円(約43~62ドル)ほどが、ハワイでの食費の相場です。
日本と比べるとやや高額な印象を受けますが、これを理解するためには、ハワイの物価について知っておく必要があります。
2024年6月時点で、ハワイの物価は、インフレや円安ドル高の影響を受けて、日本の約2倍といわれています。
コロナ禍や、アメリカの最低賃金の引き上げなどの要因によって、ハワイでは物価高が続いているのが現状です。
そのため、食事代も例外ではなく、コーヒー1杯が1,000円以上する場合もあるわけです。
いざハワイを訪れた際に、価格のギャップに驚かないよう、日本との物価の違いを頭に入れておいてください。
現地での交通費
ハワイに着いてからの交通費は、どのような手段を用いるのかによって異なりますが、1日あたり、およそ3,000~1万円(約18~62ドル)ほど見込んでおくのが無難です。
移動にかかる費用をなるべく抑えたいのであれば、公共交通機関の利用がおすすめですが、せっかくなら、ハワイらしい乗り物で移動してみたいものです。
その際には、ハワイの代表的な観光スポットを巡る“トロリー”を利用してみてください。
バスに似た形状で、吹き抜け型の車体が多く、心地よい風を感じながら移動できるため、日本人観光客にも人気の交通手段です。
トロリーには4つの路線があり、1日全ライン乗り放題で運賃は55ドル、日本円だと約8,855円で乗車できます。
チップ
ハワイ旅行では、ホテルやレストランのサービスに対してチップを支払う必要があります。
ホテルのルームサービスに対するチップの相場は、注文金額の15~20%で、そのほか荷物を運んでもらう際や、ベッドメイキングをする従業員にも、1~3ドルを渡します。
また、レストランでは、注文金額の18~25%のチップが必要です。
海外旅行では、必ずと言ってよいほど耳にするのがチップ文化です。
日本にはない習慣なので、馴染みがない方が多いかもしれませんが、“郷に入っては郷に従え”の精神で、現地の方から非常識だと思われないような振る舞いを心がけましょう。
アクティビティ
多種多様なアクティビティを楽しめるのがハワイの魅力の一つですが、その際には1万~3万5,000円程度(約62~217ドル)の料金がかかります。
しかし、上記の金額に当てはまるのは、ダイビングやシュノーケリング、ディナークルーズなどの一般的なアクティビティに限ります。
水圧の力で空中を飛行できるジェットパックや、ボートを貸し切るチャータークルーズなどはさらに高額なので、希望される場合は事前に料金を確認しておきましょう。
ここでは、ハワイに行ったらぜひ体験したいアクティビティを、2つ紹介します。
なお、料金はドル建てで表記しています。
シュノーケリング
ハワイに行くなら、野生のイルカやウミガメたちに出会える、シュノーケリングは外せません。
シュノーケリングでは、海に潜って熱帯魚に餌付けを行うことができます。
もしかしたら、ウミガメも近くまでやってくるかもしれませんよ。
運が良ければ、船上から野生のイルカが元気に泳ぐ姿が見られ、12月~4月の時期には、なんとクジラに出会える可能性もあります。
残念ながら一緒には泳げませんが、青く透き通った海を楽しそうに泳ぐイルカたちに、癒されること間違いなしです。
ドルフィン・クルーズ&シュノーケリングの概要
- 【実施期間】2024年7月1日~2025年3月31日
- 【実施場所】ホノルル(オアフ島)
- 【料金】大人(13歳以上)209ドル、子供(3~12歳)189ドル、0歳~2歳は無料
- 【スケジュール】10:00ワイキキ地区のホテルを出発、17:00~17:30にワイキキ地区のホテルに到着
なお、シュノーケリングやダイビングの参加には、健康状態が非常に重要です。
症状や健康面で不安がある場合は、事前に医師にご相談ください。
ディナークルーズ
“スターオブホノルル号”に乗って、ディナークルーズで贅沢な時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。
船上から美しいサンセットを眺めながら、ゆったりとした時間を過ごせば、現実から少しだけ離れて心がリフレッシュできますよ。
そのあとは、豪華なディナーも心ゆくまで堪能しましょう。
メインディッシュでは、テンダーロインステーキと、ロブスターが1匹丸ごと提供されます。
ロマンチックな雰囲気と、ハワイならではの豪勢なディナーには、どなたも満足がいくはずです。
<3スター>サンセットディナークルーズ【スターオブホノルル】の概要
- 【実施期間】2024年4月1日~2025年3月31日
- 【出発地】ホノルル(オアフ島)
- 【料金】大人(12歳以上)203ドル、子供(3~11歳)129ドル、0歳~2歳は無料
- 【スケジュール】16:00ワイキキ地区のホテル、または集合場所を出発、17:00アロハタワー・マーケットプレイス ピア8に到着、17:30ピア8を出港、19:30ピア8に帰航、20:30ワイキキ地区のホテル、または集合場所に帰着
上記で紹介したプランは、原則として相席となります。
仲間内やカップルで、人目を気にせず楽しみたい場合は、料金が少々割高になりますが、“カップルプラン”や“レセプションプラン”がおすすめです。
なお、夜の海上は意外に冷えるため、上着を持っておくと安心ですよ。
パッケージツアーに申し込む際の費用の相場
パッケージツアーの相場は、一般的に20万~35万円程度(約1,242~2,173ドル)といわれています。
一部の旅行会社では、ツアー内容に空港送迎や観光スポットの案内、レンタカー代も含まれている場合があるため、個人で手配するより割安になるかもしれません。
海外では、言語の違いから、公共交通機関の利用が難しいと感じることもしばしばあります。
スムーズにハワイの観光を楽しみたいなら、観光地巡りやバス代などが盛り込まれた、パッケージ内容がより充実しているツアーに申し込むことをおすすめします。
ハワイ旅行の前に必要な申請
いざハワイ旅行が決まったら、有効期限内のパスポートを用意するのはもちろん、ハワイに入国するための申請を行う必要があります。
2009年1月より、“ESTA”とよばれるシステムを用いて、渡航者の適格性を判定し、米国への入国が安全なものかどうかを確認することが義務付けられました。
事前にESTAでオンライン申請を済ませれば、ビザが免除される仕組みです。
申請には1人あたり21ドル必要で、未就学児や乳幼児でも申請しなければなりません。
ハワイ旅行におすすめのシーズン
できるだけ旅費を抑えてハワイ旅行を楽しみたいなら、大型連休や年末年始を避けた、オフシーズンを選ぶことが重要です。
人気の観光地やショッピングモールも、観光客が少ない時期ならゆっくりと見て回れるはずです。
ハワイへの旅費を抑えられる時期は、以下をご確認ください。
ハワイ旅行のオフシーズン
- 1月2週目~2月上旬
- 4月上旬~ゴールデンウィーク前
- 5月中旬~7月上旬
- 9月
- 10月上旬~12月中旬
上記の期間内でも、費用を抑えつつ混雑も避けたいなら、9月のシルバーウィークや、12月のホノルルマラソンが開催される期間は外したほうが無難です。
ハワイ旅行で訪れたいおすすめスポット
ここからは、初めてハワイに行くなら押さえておきたい観光スポットを、3つ紹介します。
ダイヤモンドヘッド
ハワイの大自然を身近に感じたいなら、“ダイヤモンドヘッド”はぜひ訪れたいところです。
オアフ島に位置するダイヤモンドヘッドは、ハワイでも有数の人気スポットです。
ホノルルの中心部からのアクセスが良く、気軽に登山を体験できるのが魅力といえます。
頂上まで到達すれば、ワイキキビーチとハワイの街並みが一望でき、その壮大な景観はきっと心に残りつづけることでしょう。
ワイキキビーチ
ハワイと聞くと、海を連想される方も多いのではないでしょうか。
透明な海と白い砂浜、照り付ける太陽を満喫できるのが、“ワイキキビーチ”です。
ワイキキビーチは8つのエリアに分かれており、穴場スポットも多いので、ご自身にぴったりのビーチを探してみるのも楽しみ方の一つです。
ハワイの海に沈む美しいサンセットを見ながら、南国特有のムードを堪能してみてください。
ホノルル動物園
お子さま連れでハワイを旅行するなら、ワイキキビーチからほど近い場所に位置する“ホノルル動物園”を訪れるのもおすすめです。
ホノルル動物園の広大な敷地内には、約1,200頭の動物が暮らしています。
一番人気のエリアである“アフリカンサバンナ”では、キリンやカバ、ライオンなどのお馴染みの動物たちの様子を間近で観察できるため、お子さまから大人まで楽しめるはずです。
ハワイ旅行で食べたいおすすめのグルメ
「旅行するなら現地ならではの食事がしたい」という方も多いですよね。
おいしい食べ物が豊富なところも、ハワイの魅力といえます。
まず、朝食なら、エッグベネディクトがおすすめです。
イングリッシュマフィンの上に乗ったベーコンやシーフードなどの具材と、とろとろのポーチドエッグが、なんとも食欲をそそります。
また、ハワイの王道グルメとして、ロコモコ丼も忘れてはなりません。
日本でも人気のハワイグルメですが、現地で食べるロコモコ丼は、また格別な味わいです。
トッピングにはお店それぞれの個性があるので、胃袋に自信のある方は、何件か食べ比べてみるのもおすすめですよ。
ハワイでしか味わえないグルメは、このほかにもまだたくさんあります。
その土地特有のおいしい食べ物は、旅の思い出を彩る大切な要素ですから、じっくり下調べしておいてくださいね。
ハワイを旅行する際に気を付けたいこと
世界的に人気の観光地であるハワイですが、旅行で訪れた際には、思わぬトラブルに見舞われないよう、現地のルールを適切に守るよう意識してください。
日本では罰せられないような、細かなルールやマナーが設けられているので、渡航の前に必ず確認しておきましょう。
たとえば、横断歩道がない車道を渡ると罰金が科せられたり、道路を渡る際の歩きスマホが禁止されていたりします。
ついついやってしまいがちですが、ハワイでは厳しく取り締まっているのです。
また、ハワイには治安の悪いエリアが存在します。
ホノルルからほど近い“チャイナタウン”や、オフィス街のため夜間の人通りが少なくなる“ダウンタウン”には、極力立ち入らないのが賢明です。
ハワイに限ったことではありませんが、海外旅行の際には、観光客を狙った窃盗被害も多発しているので、カバンは前に抱えて、貴重品はすべてしまっておくといった対策が必要です。
ハワイへの旅費の目安は旅程によって異なる。費用の内訳を把握して、適切な予算を立てよう
今回は、ハワイ旅行の際に必要な費用を、詳細な内訳とともに紹介しました。
ハワイ旅行の費用の相場は、訪れる場所や時期、日程によって異なります。
また、為替レートの変動に伴い日本円での相場も変わるので、渡航する前にレートを確認しておけば、どの程度の費用が必要なのか算出できるはずです。
その際には、どういった場面でお金を使うのか、内訳を細かくチェックして、不備のないよう準備しましょう。
ハワイの老舗チョコレートメーカーである“ハワイアンホースト”では、50年以上受け継がれるレシピをもとに、マカダミアナッツチョコレートを製造・販売しています。
渡航の前にいち早くハワイ気分を味わいたい方は、ぜひご賞味ください。